スーパーカブまとめ

スーパーカブの歴史

型式

  • スーパーカブC100

1958年8月発売の50ccOHVエンジン搭載モデル。C100という名前ながら50cc(笑)ちなみにC100が発売された当時は50㏄でも二人乗り可能だった。
  • スーパーカブC102

1960年4月発売。C100にセルフスターターモーターを装備したモデル。
  • スーパーカブC105

1961年8月発売。上述した50㏄のC100が法律で2人乗車出来なくなったのでエンジン内径を42mmへ拡大し排気量を54ccへアップさせたモデル。
  • スーパーカブCD105

1961年8月発売。上述したC105にセルフスターターモーターを装備したモデル。



  • スーパーカブCM90

1964年10月発売。89ccSOHCエンジン搭載モデル。
  • スーパーカブC65

1964年12月発売。C105からのモデルチェンジ車で内径x行程=44.0×41.4(mm)・排気量63㏄へ拡大したSOHCエンジンを搭載するモデル。
  • スーパーカブ50(型式:C50→AA01)

1966年5月に発売されたSOHCエンジン搭載モデル。1999年モデルから型式名をBA-AA01に変更。排出ガス規制に対応するため燃料供給装置をインジェクション化した2007年モデルから型式名をJBH-AA01に変更。2012年製造終了。
  • スーパーカブ70(型式:C70)

1968年1月発売。C65からのフルモデルチェンジ車で内径x行程=47.0×41.4(mm)・排気量72ccのSOHCエンジンを搭載する。1998年12月に発売された1999年モデルを最後に製造終了。

  • スーパーカブ90(型式:C90→HA02)

1968年12月発売。型式C90は内径x行程=50.0×45.4(mm)・排気量89ccのSOHCエンジンを搭載する。
1980年3月のモデルチェンジで型式をHA02に、搭載エンジンを内径x行程=47.0×49.5(mm)・排気量85ccのSOHCエンジンへ変更。2008年製造終了。
  • カブ100EX・スーパーカブ100

タイホンダマニュファクチュアリング社製輸入車。内径x行程=50.0×49.5(mm)・排気量97㏄のSOHCエンジンを搭載する。
1988年・1989年モデルはカブ100EX(型式:HA05)。
1993年・1995年モデルはスーパーカブ100(型式:HA06)。

50・70・90では、装備品などの違いにより以下のグレードが設定された。

  • スーパーカブ110・スーパーカブ110PRO(型式:JA07)

 
90ccシリーズが自動車排出ガス規制に伴い2008年9月に生産終了となったことから、原付二種(小型自動二輪車)クラス後継車種の販売再開が熱望された。しかし90ccが日本国内のみの生産だったことや日本国外で生産されているシリーズ車種が100 – 125cc中心だったことから、後継車種の開発はスケールメリットの点から日本国外生産車両と仕様共通化させることになり設計開発されたのが本モデルである。

このためエンジンおよびパーツの6割は日本国外シリーズ車種の生産中心地となっているタイから輸入されており、全体的な車体の組み立ては熊本製作所で行われ、以下の2車種が製造販売された。

  • スーパーカブ110

2009年6月19日発売。型式名EBJ-JA07。車体番号JA07-100****・110****・120****。

車体はタイホンダマニュファクチュアリング社のドリームをベースにしたことから、国内仕様としては初となるパイプおよびピボットプレートの組み合わせによるフレームとフロントサスペンションにテレスコピック式を採用。外装はプラスチック部品を多用しながらもカブのイメージを最大限に残したデザインとした。

エンジンもドリーム同様のウェーブと部品を共通化させた109ccエンジンを採用。最高出力は日本国内の規制に適合させた上で90ccより1.2ps(≒0.88kW)向上させた 8.2ps(≒6.03kW)をマーク。

トランスミッションも同様に2段クラッチ方式の4段変速機を搭載し、変速方式は停止時のみロータリーとなる変則リターン式が採用された。

またカブシリーズでは初採用となるマルチリフレクターヘッドライト・左側プッシュキャンセルウインカー・メインスイッチ一体型ハンドルロックなどが装備された。

車体色は当初コスタブルーとアバグリーンの2色を設定。2010年2月18日にコルチナホワイトを、同年8月20日にプコブルーとバージンベージュを追加し計5色とされた。

  • スーパーカブ110PRO

2009年10月16日発売。型式名は同じで車体番号はJA07-300****。
新聞配達や宅配用途に特化させた1人乗り専用設計とされ以下の変更が行われた。

  • フロントキャリアに大型バスケットとリアキャリヤを搭載。
  • ヘッドライトとフロントウインカーをフロントバスケット前面に移設。
  • 前後ホイールサイズを14インチ化。
  • 専用強化サスペンションを装着。
  • 車体色はコスタブルーのみの設定。
また郵政仕様となるスーパーカブ110MDのベース車両でもあり、装備品は一部を除き共通化された。

小型二輪車生産拠点海外移管計画により2012年で生産終了